多摩川スピードウェイ

拙宅から10キロ程度の距離に多摩川スピードウェイの跡地がある。

多摩川スピードウェイとは

日本及びアジア初のパーマネントサーキットとして1936年6月に開業。
一周1,200m、幅20mのオーバルダートトラックコースに、
多摩川の堤防土手を利用したメインスタンドを持つ構造となっていた。
メインスタンドの収容人数は数千人程度で、
サーキット敷地内の最大収容人数は3万人とされている。
東京横浜電鉄が敷地を提供するとともに、同社や三菱グループの株主が出資した。
運営は東京横浜電鉄が行った

出典@ウキペディア

という事らしい。
ネットで何かを調べていたら、出てきた。
へー多摩川かー。なんて思った程度で画像とか見ても場所がピンと来ていなかった。

ロードバイクで多摩川沿い(川崎側)を走っていたところ、あれここはひょっとして?
と思い後で自宅で調べたところ、そこが多摩川スピードウェイの跡地だった事を知る。


確かに階段状の土手は観客席に見えなくはない。
ただ、サーキットと言われてしまうとその面影は皆無である。

多摩川スピードウェイ観客席跡地

知らなければ、よくある土手の風景なので通り過ぎてしまう。
手前の橋下にも同じような階段状の土手がある為、尚更そう思う。

私も知るまでの数回は何も気にせず通っていた。

多摩川スピードウェイ観客席跡地 その2
手すりの後かな?

観客席と言われてしまうと首を傾げてしまう。たしかの手すりなどが付いていた跡は
あるものの、肝心の椅子がない。
ここにそのまま座っていたのだろうか。
3万人も収容できた観客席であったようだが、広さ的にそこまでのキャパがあるとは
思えない。

サーキット跡地という信憑性が薄いのは観客席だけでなく、コースの跡がないのも
それに拍車をかけていると思われる。

多摩川スピードウェイコース跡地
この風景を見て、サーキット跡地だった。と信じる人が何人いるだろうか。
どっからどう見ても、その辺の河原の風景である。グラウンドまであるし。

これなら、これより下流にある「川崎競馬練習場」の方がサーキット感がある。

それはいいとして、歴史的な建造物の跡地であるのに、注目度が低い。というのは
少々残念な事である。

コメント

アキヒト さんのコメント…
多摩川スピードウェイは知らんかったねえ。
四角い穴は、ベンチ固定用じゃないかな?
keyco さんの投稿…
調べたら、木製の手すりが付いていた跡みたい。
にしても、このコンクリ1936年製というから、驚きだ。