スコット ソレイス30 インプレッション

さてさて、コンポも組み上がりフレームから仕上がったソレイスですが、
早速いつもの多摩川CRにて走ってみました。

スコット ソレイス30 2014
結論から言うと、「がっかり」でした。
その理由をダラダラ書き連ねます。


走りだしてから違和感を感じる。
ポディションセッティングがうまく行ってないのか非常にぎこちなくスタート。

シートの高さは前と同じにしたのですが、クランクの位置が高くなっているからでしょうか。
アイポイント高いような気がします。

軽い漕ぎ出しなのかなー。と思いながら走っていたところ、ふとサイコンに目をやったのですが、
思ったよりスピードが出ていない。
あれ?おかしいなぁ。
これぐらいのギアでこれくらい漕いでいたら大体これぐらい出ているぞ。
という速度には3~5キロくらい遅い。
なんか拍子抜け。

折しも季節柄風が強く。というか殺人級の向かい風で全く前に進まない。
気が付けば、20キロを切ってしまうような為体。
追い風であると、50キロを超えるスピードが出ます。
これは軽量によるものだと思います。

ポディションが合っていないのはあるけど、車体のジオメトリー自体アップライトに乗るように
なっているので、風の抵抗を物凄く受ける。
クロスバイクに乗ってるみたいな印象。
ここはステムを下げたりして調整するしかないのですが、サイズ的に一番下まで下げても
前車アレーの一番上にあげていた時くらいの地上高しか出せない。
うーん、困ったぞ。

ちょっとそのあたりはステムなどで調整する必要があるかもしれない。

振動吸収性については、期待したような事はなく、振動の質が変わったくらい。
前車はカンカンカンと来ていた振動が、コンコンコンと和らいだ程度。
細かい振動は吸収している可能性はありますが、期待以上。を感じる事が出来ませんでした。

ソレイスは前車のホイールを引き継いでおり、軽量フレームに軽量ホイール仕様となっています。

車体は驚く位軽く、さぞすいすい進むのであろう。と思っていました。
走りだしは軽く、ストップ&ゴーの多い街中では大変乗りやすい車体です。
坂を登るにしても、車体が軽いのですいすい登っていきます。

しかし、私は平地を主に走ります。
貧脚以前である私に問題があるのは重々承知しておりますが、
私とこの車体は相性が悪いのかもしれません。
相性の悪さは平地でモロにでます。
なんていえばいいのでしょうか。ピーキーとでも言えばいいのでしょうか。
車体による速度維持が非常に弱いです。
ちょっと休むとすぐに速度が落ちてしまいます。
その落ち方が尋常じゃなくて、30キロ付近で走っていたのに、ちょっと足を休ませると
すぐに20キロ付近まで落ちてしまうのです。
なので、常にペダルを回していないと速度維持が出来ません。

また、そのピーキーな特性により自ら進んでいくような感じが全くありません。

軽いいう事で楽になるのかと思っていましたが、前車より進む事が大変です。

まだ車体に慣れていない。
季節的に空気が重いから進みづらい。向かい風が強すぎる。
というような事がありますが、現状ではオールアルミの前車の方が乗りやすいと
思ってしまいます。

ポディションを出し、乗り慣れれば多少の印象は変わってくるのかと思いますが、
現状ではカーボンバイクに変えたメリットが全くない状態です・・・。

コメント